Netflixなど、巨大な資金を持つ「黒船」の参入により、国内アニメクリエーターの労働環境が改善しつつあるという。
2月上旬、東京都武蔵野市のCGアニメ制作会社「SOLA DIGITAL ARTS」では、ラフな服装の制作スタッフ数人が真剣な表情でパソコンに向かっていた。現在手がける3作品のうち2本がネトフリ向けで、橋本トミサブロウプロデューサー(48)は「ネトフリが来たことでこの1~2年、間違いなく仕事が増えた。人材の奪い合いになり、人件費が上がっている」と話す。
業界事情に詳しい別のアニメーターは「人材を中長期的に確保するため、『社員にならないか』という誘いが増えている」と明かした。
中略
外資の台頭は、末端の「下請け」となってきたアニメーターの地位にも影響を及ぼしている。フリーアニメーターの西位輝実さん(41)は、数年前から米国の著名DJやプロスポーツ選手から直接、仕事の依頼を受けるようになった。質の高い日本のアニメに投資をしたい富豪らが個別に制作者と契約し、ネトフリなどに企画を持ち込む動きが起きているという。西位さんは「今までは『ひと月いくら』という口約束だけで、契約書も無かった。外資が入ることで契約条件が明確になり、いろいろな人の中から良い相手を選んで仕事をしている。ネトフリが来る前はできなかったこと」と話…
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https://mainichi.jp/articles/20200208/k00/00m/020/262000c
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Source: IT速報
アニメーター「Netflixのおかげで労働条件がかなり向上した」